呼吸器外科
診療科紹介
呼吸器外科では、肺、縦隔(左右の肺の間に位置する部分のこと)、胸膜、胸壁などの疾患を担当しています。自然気胸、肺腫瘍や縦隔腫瘍においては胸腔鏡下手術(VATS: video assisted thoracoscopic surgery)でほとんどの治療を行います。
手術実績としては、呼吸器外科診療科の診療開始の2021年4月から現在に至るまで、手術件数が154例を超えております。 これからも、より侵襲と痛みが少なく、安全で患者さんに納得していただける医療を心がけて参ります。
診療にあたっては、4名の呼吸器内科の先生と共に行っております。
手術は毎週火曜日を基本としますが、入院期間短縮のために当院の特色でもある土日を利用し手術を行うことも対応いたします。
手術実績としては、呼吸器外科診療科の診療開始の2021年4月から現在に至るまで、手術件数が154例を超えております。 これからも、より侵襲と痛みが少なく、安全で患者さんに納得していただける医療を心がけて参ります。
診療にあたっては、4名の呼吸器内科の先生と共に行っております。
手術は毎週火曜日を基本としますが、入院期間短縮のために当院の特色でもある土日を利用し手術を行うことも対応いたします。
診療体制
- 豊洲を中心として常勤の呼吸器外科専門医による診療を行います。
- 江東豊洲病院の呼吸器内科と呼吸器カンファレンスを毎週木曜朝に行い、内科?外科に偏らない診療を行なっております。
- 治療方針に難渋する際は、月に1度、東京を中心とした呼吸器外科医の集まりである肺外科研究会で症例検討をいたします。
- 呼吸器外科は、昭和大学の4つの病院(足彩胜负彩、横浜市北部病院、藤が丘病院、江東豊洲病院)がありグループとして定期的にカンファレンスを行っています。
- 江東豊洲病院は総合医局であり、各科の連携が容易でフットワークの軽いスタッフがそろっております。糖尿病や腎機能の低下症例をはじめ、他科の専門医へ気軽に相談できる環境で、専門知識のある看護師さんをはじめ他職種のスタッフと共に診療を行っていきます。
- 術翌日には専門のスタッフにより早期リハビリも開始いたしております。
診療方針
- 自然気胸で胸腔ドレナージが必要な場合、血胸や胸水貯留が疑われる症例では5-6mm、気胸のみの場合、直径約2mmの皮膚切開で細径チューブによる苦痛を最小限に抑えた胸腔ドレナージ(胸壁と虚脱した肺の間の空気を抜くため)を行います。
- 極力侵襲少なく、硬膜外麻酔を併用することで痛みを極力終える事を心がけた診療をいたします。
- 手術が必要な際は、必ず呼吸器外科専門医が手術を行います。
- 原発性肺癌においては、呼吸器内科?腫瘍内科?放射線治療科とともに 集学的治療を早期より行います。
主な対象疾患
若年者に多くみられる自然気胸をはじめ、転移性肺腫瘍、原発性肺がんや縦隔腫瘍。その他、胸膜疾患や胸壁腫瘍、炎症性疾患(非結核性抗酸菌症?膿胸?胸壁膿瘍?縦隔炎)などの呼吸器疾患に対する外科診療を行ないます。診療内容や特色の詳細
- 患者さんに疾患の成り立ち、病状をできるだけわかりやすく説明し、同意を得て診療をいたします。
- 手術が必要な際は、土日開院のメリットを生かし手術枠を調整し、週末の手術も検討するなどの医療を提供していきます。
- 人間ドックや検診で胸部異常影を指摘された際もお気軽にご相談ください。
- 胸部CT、MRI検査も大学病院ならではの最新機器を使用して行います。
スタッフ紹介
医師名 | 役職 | 専門分野 | 資格 |
山本 滋 | 准教授 診療科長 | 呼吸器外科学 胸腔鏡下手術 | 日本外科学会外科専門医 日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医?指導医 日本気胸?嚢胞性肺疾患学会評議員 IASLC Member 肺がんCT検診認定医 東京都難病指定医(呼吸器) |
外来担当医表
毎週、月?木曜日を基本の外来日としております。ただし、午後や火曜午前以外にも対応可能な場合もございますのでお問い合わせください。近隣の先生方は、医療連携室(03?6204?6130)までご連絡ください。呼吸器外科
受診される方へ
突然発症した自然気胸の治療やお仕事の都合で受診困難な場合など、臨機応変に対応いたしますので、胸痛で気胸が心配な方は、近隣医師会の先生のクリニックを受診頂くか、当院代表電話へご連絡頂き、AM8:30 - PM5:00 は総合サポートセンターへ、それ以外のお時間は時間外救急へお問い合わせ下さい。尚、気胸で受診の際は早めの受診をお勧めいたしますので、その旨をお伝えください。医療従事者の方へ
業績
?山本 滋嚢胞腎の責任遺伝子PKD-1 が気腫性肺嚢胞に存在するかどうかについての検討
第20回 日本呼吸器外科学会総会(東京ドームホテル:日本呼外会誌第17巻3号2003)
Young Investigator Award (YIA)
診療実績
外来患者数(延べ)
2024年度(4~9月)
259名
2023年度
658名
2022年度
580名 2021年度
414名
入院患者数(延べ)
2024年度(4~9月)
191名
2023年度
520名
2022年度
507名
2021年度
436名
全身麻酔下呼吸器外科手術件数
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
42件 | 43件 | 49件 |