循環器センター

センター紹介

循環器センターでは、循環器領域全般(心不全、心筋虚血、不整脈、弁膜症、末梢動脈疾患、静脈系疾患など)の患者様の診断と治療を行っています。その際、循環器内科と心臓血管外科の専門医が、診療科の枠組みを超えて、緊密に連絡を取りあいながら、ハートチームとして急性期および慢性期疾患に対処しています。なかでも、地域を支える救急医療機関としての役割に重点を置き、新規(紹介状の有無を問わず)および救急の患者様を積極的に受け入れています。
DSC04517(新家)_加工済センター長
新家 俊郎

診療体制

循環器センター救急診療部門では、循環器疾患の救急患者様の受け入れ態勢として、救急隊や消防庁から要請を受ける東京都CCUネットワークのみならず、独自に地域医療機関(開業医)と開業医ネットワーク(ハートラインシステム)を構築?運用しています。循環器センターでは、高度な専門性と緊急性を要する循環器疾患に対応するため、夜間休日においても2名以上の循環器内科医師が常駐しています。さらに、緊急カテーテル検査が必要と判断された際には、30分以内に来院可能なカテーテル専門医師を招聘し、迅速かつ万全の態勢で診療に臨みます。他にも、重症かつ不安定な病状をもつ患者様においては、専門知識を有する循環器内科医師が常駐する集中治療室(CCU:冠疾患治療室)で、時々刻々と変化する循環血行動態を高度な機器を用いて慎重に管理します。
循環器センター外来診療部門では、2020年度から新規患者様の診療受付時間を延長し、平日ならびに土曜日の午後2時まで受付を行っており、可能な限り、迅速かつ円滑な対応を心がけています。

診療方針

循環器センターでは、急性期(入院)から回復期(退院)までのシームレスな診療を心掛けています。
急性期には、急性冠症候群に対するカテーテル血行再建術、緊急の開胸心大血管手術、重症心不全に対する経皮的心肺補助装置を用いた集中的治療が、専門のハートチームを中心に行われます。急性期の治療および処置の後には集中治療室(CCU:冠疾患治療室)に入室します。集中治療室には、各分野の専門医師で構成された集中治療チームが常駐し、診療に当たります。病態が安定した後は、循環器専門病棟へ転棟して、治療を継続しながら社会復帰に向けた準備(退院調整や心臓リハビリテーション)を行います。循環器センターには、複数の異なるハートチームがあり、それぞれのハートチームには医師や看護師だけでなく、様々な職種の医療スタッフが加わります。それぞれが専門的な知識と技術を持ち寄り、個々の患者様に応じ、最適な治療を提供しながら社会復帰へ向けた支援をさせていただきます。

主な対象疾患

  • 循環器領域全般(心不全、心筋虚血、不整脈、弁膜症、末梢動脈疾患、静脈系疾患など)

医療従事者の方へ

診療実績

循環器内科の実績をご参照ください