- 足彩胜负彩
- 診療科?センター?部門
- 診療科
- 集中治療科
集中治療科
診療科紹介
当科は大手術後、急性呼吸不全、意識障害、敗血症?重症感染症、ショック、電解質異常や代謝性疾患など、幅広い重症患者を対象に、集中治療専門医を中心とした専従医師チームが集中治療室(ICU)28床、ハイケアユニット(HCU)16床を管理し、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士などとともに多職種チームによる治療を24時間行なっています。集中治療科の治療ゴールは、救命だけでなく、元どおりの生活に戻っていただくための社会復帰です。
当院のICUは、日本集中治療医学会認定専門医研修施設ならびに日本専門医機構認定集中治療科専門研修施設です。
当院のICUは、日本集中治療医学会認定専門医研修施設ならびに日本専門医機構認定集中治療科専門研修施設です。
診療体制
集中治療医学自体が歴史の浅い分野でありますが、高齢化し病態が複雑化している中、重症患者治療には欠かせない分野となっております。完全なる社会復帰を目指しスタッフの総力を結集して患者さんがご自宅に帰れるよう日々研鑽しております。
特に、当科は呼吸不全治療についてはECMOなど最先端の診療を行うための医療機器と経験を備えております。ご相談の際にはできるだけ早いうちにご連絡いただきますようご協力をお願いいたします。
治療方針
集中治療科は24時間切れ目なく診療を行います。重症患者を救命するだけでなく、可能な限り入院前のレベルまで回復し社会復帰していただくことを治療目標としています。集中治療科医師は、各専門診療科の医師や看護師、薬剤師、理学療法士/作業療法士、臨床工学技士、管理栄養士など多職種と密に連携して、知識と経験と技術を統合するチーム医療を実践します。各診療ガイドラインに準拠し、最先端の診断装置を用いて臓器機能を把握し、人工呼吸?体外補助循環?血液浄化などの先進治療を駆使します。疾患の治療だけでなく、早期社会復帰のためのリハビリテーションも治療早期から実施します。
院内急変への対応
院内急変患者ではその数時間前になんらかの兆候が見られると言われています。当院では院内にRapid Response System(RRS)を導入し、集中治療科と一般病棟スタッフが迅速に連携することで院内急変の防止に努めています。設備?施設認定
日本集中治療医学会専門医研修施設ならびに、日本専門医機構認定集中治療科専門研修施設日本救急医学会専門医指定施設
日本呼吸療法医学会呼吸療法認定施設
主な対象疾患
- 急性呼吸不全
- 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
- ショック
- 敗血症
- 脳出血/梗塞
- 意識障害
- くも膜下出血
- 急性腎傷害
- 急性膵炎
- 重症感染症等の内因
- 外因を問わない全ての重症例
- 消化器外科、脳神経外科、心臓血管外科、泌尿器科、呼吸器外科、整形外科、耳鼻咽喉科、先天性心疾患などの手術後の重症例
より細かな診療内容や特色の詳細
【特殊な医療】人工呼吸
肺内換気分布モニタリング(EIT)
体外式膜型人工肺(ECMO)
体外補助循環(IABP、Impella)
急性血液浄化療法
一酸化窒素吸入療法
腹臥位療法
床上サイクリングによる早期リハビリテーション
筋電気刺激法
スタッフ紹介
医師名 | 役職 | 専門分野 | 資格 |
小谷 透 | 教授 診療科長 | 集中治療 人工呼吸 | 日本集中治療医学会認定医、日本麻酔科学会指導医、日本呼吸療法医学会呼吸療法認定医 |
渡辺 太郎 | 講師 診療科長補佐 | 集中治療 救命救急 小児 | 日本集中治療医学会認定医、日本救急医学会専門医、日本小児科学会指導医、PALSインストラクター |
喜久山 和貴 | 助教 | 集中治療 救命救急 小児 | 日本救急医学会専門医、日本小児科学会専門医、PFCCSインストラクター、NCPRプロバイダー |
五十嵐 友美 | 助教 | 麻酔 | 日本麻酔学会専門医、日本DMAT隊員 |
森 麻衣子 | 講師(江東豊洲病院) | 集中治療 | 日本集中治療医学会認定医、日本麻酔科学会指導医、日本リハビリテーション学会専門医 |
松永 奈緒 | 非常勤医師
| 救命救急
麻酔 | 日本救急医学会専門医、日本麻酔科学会専門医、日本内科学会認定医 |
医療従事者の方へ
研究内容
- 人工呼吸器関連肺傷害の発生機序の解明と防止法の開発
- 換気分布不均一の与える影響の解析
- 敗血症性せん妄の早期発見と病状の解明
- 早期離床によるpost-intensive care syndromeの予防効果の評価
- 遠隔ICUにおける新しい重症度評価指標の開発
診療実績
2023年の5階ICU?CCUと6階ICUの入室患者数は合計2,537名、そのうち、緊急入院患者数は1118名であった。治療内容
患者背景は、予定手術患者1,684、非心原性ショック293、意識障害178、呼吸不全235、循環不全67(ただし、入院棟2階ICU?CCU?SCUに直接入室しか患者は含まない)であった。
実施した主な治療行為は、陽圧人工呼吸346、気管挿管293、気管切開96、VV-ECMO 1、VA-ECMO 14、Impella 11、血液浄化療法215(CHDF 86、HD 107、PMX-DHP 10、血漿交換 12など全てを含む)であった。