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リハビリテーション室
当院のリハビリテーション室は、中央棟2階にあります。リハビリテーション医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍し、総勢23名のスタッフが所属しております。
主に入院されている患者様を対象として、ICU(集中治療室)やER(救急救命センター)といった急性期病棟からメンタルケアセンターや緩和ケアといった慢性期病棟まで対応し、対象者ご本人様の望む生活とは何かを多職種と情報共有し、リスク管理を行いながら病態に応じた訓練を提供しております。
また、退院後継続したリハビリテーションが必要だと医師より判断された方には外来でのリハビリテーションも行っております。
スタッフ紹介
責任者:石原 剛
理学療法士:13名(うち臨床理学療法学教員4名)
作業療法士:7名(うち臨床作業療法学教員2名)
言語聴覚士:1名
資格者一覧
専門理学療法士(運動器):2名
認定理学療法士(循環):1名
認定理学療法士(臨床教育):1名
認定理学療法士(管理?運営):1名
認定理学療法士(呼吸):2名
介護予防推進リーダー:3名
地域包括ケア推進リーダー:3名
フレイル対策推進リーダー:2名
専門作業療法士(脳血管障害):1名
認定作業療法士:1名
認定言語聴覚士:1名
呼吸ケア指導士(初級):1名
認知症ケア療法士:1名
Semmes Weinstein monofilament test 講習修了:3名
BLS プロバイダー:2名
ICLS コース認定:1名
協会指定管理者(初級):4名
協会指定管理者(上級):4名
NBAS イントロダクションコース:1名
認定理学療法士(循環):1名
認定理学療法士(臨床教育):1名
認定理学療法士(管理?運営):1名
認定理学療法士(呼吸):2名
介護予防推進リーダー:3名
地域包括ケア推進リーダー:3名
フレイル対策推進リーダー:2名
専門作業療法士(脳血管障害):1名
認定作業療法士:1名
認定言語聴覚士:1名
呼吸ケア指導士(初級):1名
認知症ケア療法士:1名
Semmes Weinstein monofilament test 講習修了:3名
BLS プロバイダー:2名
ICLS コース認定:1名
協会指定管理者(初級):4名
協会指定管理者(上級):4名
NBAS イントロダクションコース:1名
2023年4月1日現在
診療統計
診療実績(2022年度)年間総点数
理学療法 | 作業療法 | 言語聴覚療法 | 精神科作業療法 |
12,542,046 | 5,303,539 | 575,858 | 1,252,680 |
脳血管 |
運動器 |
心大血管 |
呼吸器 |
がん | 廃用 | |
理学療法 | 6,076 | 10,869 | 581 | 8,954 | 4,951 | 7,314 |
作業療法 | 4,613 | 3,884 | 2 | 2,412 | 710 | 1,428 |
言語聴覚療法 | 1,183 | --- | --- | 276 | 11 | 87 |
脳血管 |
運動器 |
心大血管 |
呼吸器 |
がん | 廃用 | |
理学療法 | 7,957 | 14,935 | 624 | 10,616 | 5,485 | 8,199 |
作業療法 | 6,459 | 4,676 | 4 | 2,825 | 861 | 1,747 |
言語聴覚療法 | 1,906 | --- | --- | 375 | 13 | 118 |
実績(2022年度)
①学会発表学会名 | 演題名 | |
PT 10件 |
第28回脳機能とリハビリテーション研究会 | 急性期脳卒中患者の入院時麻痺側下肢運動機能による大腿筋厚?膝伸展筋力変化の検討 |
第28回日本心臓リハビリテ ーション学会学術集会 | 心臓血管外科術後の術後挿管時間がリハビリテーション進行に与える影響 | |
第6回日本循環器理学療法学会学術大会 | 心臓血管外科術後の術後挿管時間がリハビリテーション進行に与える影響 | |
第11 回日本理学療法教育学会学術大会 | 足彩胜负彩感染症流行下でのオンライン形式によるゴールベースシナリオ理論に基づいた認知スキルの獲得を目標とした臨床実習の実践報告 | |
第5回日本理学療法管理研究会学術大会 | 心臓血管外科術後の理学療法業務にEntranstable Professional Activitiesを活用したプリセプタ-シップによるOJTの実践報告 | |
第39回神奈川県理学療法士学会 | 心臓血管外科術後の術後挿管時間がリハビリテーション進行に与える影響 | |
第15回日本医療教授システム学会学術集会 | 足彩胜负彩感染症流行下でのオンライン形式によるゴールベースシナリオ理論に基づいた認知スキルの獲得を目標とした臨床実習の実践報告 | |
第13回北部医学会総会 | 心臓血管外科術後の術後1日目の早期離床を阻害する要因とリハビリテーション進行との関連の検討 | |
第9回日本小児理学療法学会学術大会 | Dubowitz神経学的評価法を用いた極?超低出生体重児の入院中の発達経過の検討 | |
第13回北部医学会 | 当院NICU?GCU入院児に対するリハビリテーションの実際 | |
OT 4件 |
第56回日本作業療法学会 | Hybrid suspensionplastyを施行後に6か月間の作業療法を実施した母指CM関節症患者におけるDASH scoreの検討 |
第56回日本作業療法学会 | 脳損傷による複視を伴う外眼筋麻痺とFIM運動項目との関連 | |
第56回日本作業療法学会 | 精神科作業療法士の身体的リハビリテーションに関する質的研究-精神科作業療法士一例によるM-GTAを用いた検討- | |
第27回日本作業療法教育学術大会 | 診療参加型臨床実習における模倣経験増加に向けた介入 |
②論文投稿及び分担執筆等
投稿先 | 演題名 | |
PT 5件 |
2022年度一般社団法人日本リハビリテーション臨床教育研究会西日本研修会 | CCS実践報告 教育計画に基づいたCCSの展開「心臓血管外科でのCCSの実践報告」 |
第10運動器理学療法学会 | 一般演題 座長 | |
第41回関東甲信越ブロック理学療法学士会 | 一般演題 座長 | |
第9回日本肩の運動機能研究会 | 一般演題 座長 | |
第39回神奈川県理学療法学士会 | 一般演題 座長 |
学会?研修会名 | 演題名 | |
PT 4件 |
日本循環器理学療法学 | 心臓血管外科術後の術後挿管時間とリハビリテーション進行の関連性の検討 |
理学療法 技術と研究 | 足彩胜负彩感染症流行下でのオンライン形式によるゴールベースシナリオ理論に基づいた認知スキルの獲得を目標とした臨床実習の実践報告 | |
医療職の能力開発 | 心臓血管外科術後の理学療法業務にEntranstable Professional Activities を活用したプリセプタ-シップによるOJTの実践報告 | |
臨床実習生若手PTのための理学療法実践ナビ 運動器疾患編 | 腰部脊柱管狭窄症に対する術後のリハビリテーション | |
OT 2件 |
作業療法教育研究12(1)18-23 | 作業療法学生の診療参加型臨床実習による経験内容の分析 |
Asian journals of occupational therapy | Predicting falls and ability to perform activities of daily living using the dual-task stepping test in elderly patients hospitalized for acute disease: a prospective study |
活動内容 | |
PT 5件 |
第11回日本理学療法教育学会学術集会査読委員 |
関東甲信越ブロック理学療法士学会査読委員 | |
運動器理学療法学会査読委員 | |
横浜市民公開講座講師 | |
日本肩関節理学療法研究会幹事 | |
OT 6件 |
日本作業療法学会演題査読委員 |
神奈川作業療法研究副編集長 | |
神奈川県作業療法士会臨床実習指導者講習会世話人 | |
神奈川作業療法研究編集班 | |
神奈川県作業療法士会臨床実習指導者講習会世話人 | |
神奈川県作業療法士会研修会講師 |
リハビリテーション紹介
〇 理学療法とは 理学療法とは、「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えること」と定義されております。具体的には、関節可動域の拡大、筋力強化、麻痺の回復、痛みの軽減など身体の運動機能に直接介入する治療から、基本動作練習、歩行練習など動作能力の向上を目指す治療まで、一人一人の身体能力や社会環境にあわせた治療プログラムを行い、日常生活の自立を目指します。
理学療法士(Physical Therapist:PT)は、これらの理学療法を用いて、自立した自分らしい生活が送れるように支援する医学的リハビリテーションの専門職です。
〇 作業療法とは
作業療法とは、身体?心理?社会?職業などの諸活動に障害のある方、または予測される方が、充実した生活を送ることができるように、心身の活動を高めるような様々な治療?練習?援助を行うことです。対象は、当院では主に、脳血管疾患、脊髄疾患、整形外科疾患、変性疾患、神経筋疾患、先天性疾患等による身体機能、認知精神機能、発達機能、日常生活活動、社会生活活動に障害をお持ちの方を対象としています。
作業療法とは、身体?心理?社会?職業などの諸活動に障害のある方、または予測される方が、充実した生活を送ることができるように、心身の活動を高めるような様々な治療?練習?援助を行うことです。対象は、当院では主に、脳血管疾患、脊髄疾患、整形外科疾患、変性疾患、神経筋疾患、先天性疾患等による身体機能、認知精神機能、発達機能、日常生活活動、社会生活活動に障害をお持ちの方を対象としています。
?身体機能へのアプローチ:主に上肢機能の改善のために、筋力訓練、関節可動域訓練、スムーズな物品操作の練習(物のつかみ離し、物の持ち運び)、手指の細かい動作の練習(箸?書字、積み木や紐結びなど)を行います。
?高次脳機能へのアプローチ:注意?記憶?意欲?思考?判断当の障害を評価して治療を行います。
?日常生活活動へのアプローチ:更衣?食事?排泄?整容等の身辺動作の再獲得を目指した訓練?指導を行います。必要に応じて、自助具の紹介を行います。
?発達機能へのアプローチ:身体?精神機能の評価を行い、必要に応じて本人および家族に訓練や指導を行います。
?精神機能へのアプローチ:当院では、精神機能のアプローチとして精神科作業療法を行っています。精神科作業療法は主に対象者同士が集まった集団を利用します。集団を利用することで、社会参加に向けた訓練だけでなく、他者交流を行うことで孤独による不安の軽減などの精神面改善の効果が認められています。
〇 言語聴覚療法とは
言語聴覚士は「ことばによるコミュニケーション」と「食べる」ことについての専門職です。言葉を理解すること、話すこと、文字の読み書きのほか、記憶力や注意機能の低下といった障害に対してのアプローチを行います。
言語聴覚士は「ことばによるコミュニケーション」と「食べる」ことについての専門職です。言葉を理解すること、話すこと、文字の読み書きのほか、記憶力や注意機能の低下といった障害に対してのアプローチを行います。
また、飲み込み(嚥下)の力が低下してしまった方に対して、医師?歯科医師の指示のもとに、安全に食べ物を飲み込むことができるように訓練を行います。
機能訓練だけでなく、機能維持、そして患者さんやご家族の心理的なサポートも合わせて行うことで、患者さんに寄り添っていきます。
リハビリテーション対象疾患
〇 脳血管リハビリテーション
脳血管リハビリテーションは、脳や神経系の疾患を発症した方に対し、基本的動作能力の回復等を通して日常生活の自立を図るために、種々の運動療法、実用歩行訓練、日常生活活動訓練、物理療法、応用的動作能力、社会的適応能力の回復等を目的として、個々に応じたプログラムを行います。
脳血管リハビリテーションは、脳や神経系の疾患を発症した方に対し、基本的動作能力の回復等を通して日常生活の自立を図るために、種々の運動療法、実用歩行訓練、日常生活活動訓練、物理療法、応用的動作能力、社会的適応能力の回復等を目的として、個々に応じたプログラムを行います。
?主な対象患者
?脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、その他の急性発症した脳血管疾患またはその手術後の方
?脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄腫瘍、その他の急性発症した中枢神経疾患またはその手術後の方
?特徴
発症後?手術後早期からリハビリテーションを提供しています。内容として、運動機能?基本的動作能力?応用歩行能力の回復等を目的とする理学療法、日常生活動作?生活関連動作の回復等を目的とする作業療法、言語聴覚能力?高次脳機能障害?摂食?嚥下機能の回復等を目的とする言語聴覚療法で構成されています。また、病棟看護師と連携し、病棟生活においてもリハビリテーションを実施することで、早期回復に努めています。
〇 運動器リハビリテーション
運動器の疾患は仕事や日常生活の動作、スポーツ動作を困難にし、私たちの生活の質(QOL)を低下させる大きな一因となります。
運動器の疾患は仕事や日常生活の動作、スポーツ動作を困難にし、私たちの生活の質(QOL)を低下させる大きな一因となります。
運動器リハビリテーションは運動器疾患を持つ人々に対して運動療法(ストレッチや筋力強化など)や物理療法、装具療法などを用い、身体機能を可能な限り改善することを目的とし、日常生活の質(QOL)の維持、向上を図ります。
?主な対象疾患
?下記の様な疾患で手術を受ける方
?下記のような症状で入院治療が必要な方
変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、臼蓋形成不全、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、
椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、後縦靭帯骨化症、変形性膝関節症、肩関節腱板断裂、
高エネルギー損傷(開放骨折、多発骨折、複雑骨折など)、
骨折(大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折、脊椎圧迫骨折、骨盤骨折など)
?特徴
手術後翌日から全身状態に合わせて離床を促し、運動機能の改善?手術後合併症の予防?歩行能力や日常生活動作の獲得を目指してリハビリテーションを行います。受傷前の生活や疼痛のない動作の再獲得ができるよう、早期自宅退院?社会復帰に向けて支援していきます。
〇 呼吸器リハビリテーション
呼吸器リハビリテーションは「病気や外傷によって生じた障害を持つ患者さんに対し、可能な限り機能を回復?維持させ、これにより患者さん自身が自立できることを継続的に支援していくための医療である」と定義されています。肺機能の障害で悩まれている患者さんのADL(日常生活活動)やQOL(生活の質)の維持?向上を目指しています。
呼吸器リハビリテーションは「病気や外傷によって生じた障害を持つ患者さんに対し、可能な限り機能を回復?維持させ、これにより患者さん自身が自立できることを継続的に支援していくための医療である」と定義されています。肺機能の障害で悩まれている患者さんのADL(日常生活活動)やQOL(生活の質)の維持?向上を目指しています。
?主な対象患者
?急性発症した肺炎?無気肺の方
?肺腫瘍、胸部外傷、肺腫瘍、胸部外傷、肺塞栓の呼吸器疾患又はその手術後の方
?慢性の呼吸器疾患により、一定程度以上の重症の呼吸困難や日常生活能力の低下を来している方(COPD、気管支喘息、気管支拡張症、間質性肺炎、塵肺、びまん性汎気管支炎、神経筋疾患)で呼吸不全を伴う方、気管切開下の方、人工呼吸管理下の方、肺結核後遺症の方
?食道癌、胃癌、肝臓癌、咽?喉頭癌等の手術前後の呼吸機能訓練を要する方
?特徴
集中治療室から集中治療医?看護師などと協働して早期離床を進め、人工呼吸器管理下の患者さんでも身体機能や認知機能の低下を予防し、集中治療室を退室するだけでなく社会復帰できるようリハビリテーションを実施しています。
全身状態の評価や運動耐容能の評価を行いながら、リハビリテーション(呼吸法の習得?呼吸筋ストレッチ体操の指導?日常生活動作の練習?運動トレーニング?排痰の練習?自己管理方法の習得)を行い、患者さんの生活やニーズなど個々に合わせたゴール設定や運動負荷量の設定を行います。また、嚥下障害による誤嚥性肺炎の患者さんや嗄声などの発声障害のある患者さんに対して、言語聴覚士が嚥下訓練?発声訓練を行っています。
〇 がんリハビリテーション
がんリハビリテーションとは、がんやがんの治療により生じた疼痛?筋力低下?障害等に対して、ADLやQOL低下予防?改善を目的として行われ、患者さんに最大限の身体的、社会的、心理的、職業的活動を実現させることを目指しています。
がんリハビリテーションとは、がんやがんの治療により生じた疼痛?筋力低下?障害等に対して、ADLやQOL低下予防?改善を目的として行われ、患者さんに最大限の身体的、社会的、心理的、職業的活動を実現させることを目指しています。
?主な対象疾患
?入院中にがん治療のための手術、骨髄抑制を来しうる化学療法、放射線治療または造血幹細胞移植が行われる予定、または行われた方
?緩和ケアを目的とした治療を行っている進行がんまたは末期がんであり、症状増悪により入院している間に在宅復帰を目的としたリハビリテーションが必要な方
?特徴
現在の医学では、がん治療の進歩により、がん患者さんの生存期間が長期化し、「がんと共存する時代」となっています。がんのリハビリテーションにおいては、がん種や治療方法、そして時期(治療前?中?後)により、その実施内容や目的が異なってくるという特徴があります。また、がんの領域では、予防期や終末期におけるリハビリテーションも重要な役割を担っています。
〇 心大血管リハビリテーション
心臓リハビリテーションとは、心血管疾患患者さんの身体的?心理的?社会的?職業的状態を改善し、基礎にある動脈硬化や心不全の病態の進行を抑制あるいは軽減し、再発?再入院?死亡を減少させ、快適で活動的な生活を実現することをめざして、個々に合わせた「医学的評価?運動処方に基づく運動療法?冠危険因子是正?患者教育およびカウンセリング?最適薬物治療」を多職種チームが協調して実践する、長期にわたる多面的?包括的プログラムのことをいいます。
?主な対象疾患
?急性発症した急性心筋梗塞、狭心症の方
?開心術後、経カテーテル大動脈弁置換術後、大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)の方
?慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している方
?特徴
循環器内科医や心臓血管外科医、リハビリテーション科医と適宜カンファレンスを行いながら、ベッドサイドでの動作練習から開始し、筋力強化等の運動療法、廊下歩行、階段昇降等、退院に向けて、身体機能の向上や再発?再入院予防に努めています。
〇 心大血管リハビリテーション
心臓リハビリテーションとは、心血管疾患患者さんの身体的?心理的?社会的?職業的状態を改善し、基礎にある動脈硬化や心不全の病態の進行を抑制あるいは軽減し、再発?再入院?死亡を減少させ、快適で活動的な生活を実現することをめざして、個々に合わせた「医学的評価?運動処方に基づく運動療法?冠危険因子是正?患者教育およびカウンセリング?最適薬物治療」を多職種チームが協調して実践する、長期にわたる多面的?包括的プログラムのことをいいます。
?主な対象疾患
?急性発症した急性心筋梗塞、狭心症の方
?開心術後、経カテーテル大動脈弁置換術後、大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)の方
?慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患その他の慢性の心大血管の疾患により、一定程度以上の呼吸循環機能の低下及び日常生活能力の低下を来している方
?特徴
循環器内科医や心臓血管外科医、リハビリテーション科医と適宜カンファレンスを行いながら、ベッドサイドでの動作練習から開始し、筋力強化等の運動療法、廊下歩行、階段昇降等、退院に向けて、身体機能の向上や再発?再入院予防に努めています。