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顎関節症治療科
診療科紹介
顎関節症治療科は2004年9月に当院に開設された顎関節症科が発展的に改称され2012年4月にオープンしました。
“顎関節症”という疾患はテレビ番組で取り上げられ、インターネットで検索すると多くの件数がヒットします。文字通り“顎を動かすと関節やその周囲に痛みの症状を感じる”疾患です。顎関節症になると口を大きく開けることができなかったり、あごを動かすと痛いので日常生活での食事や会話が困難となります。これを放置しておくと、指一本分しか口が開かない状態や慢性的な痛みが生じ治療が困難となります。
当科で治療している患者さんの約40%は地域の歯科医院、整形外科、耳鼻科などからの紹介です。来院された当日に各種検査を行い、病状をご説明し、治療計画を立て、最新の治療を提供しています。
もし、貴方が上記のような症状を自覚しているとしたら、あなたは顎関節症かもしれません。早い時期に当科へご相談されることをお勧めします。
“顎関節症”という疾患はテレビ番組で取り上げられ、インターネットで検索すると多くの件数がヒットします。文字通り“顎を動かすと関節やその周囲に痛みの症状を感じる”疾患です。顎関節症になると口を大きく開けることができなかったり、あごを動かすと痛いので日常生活での食事や会話が困難となります。これを放置しておくと、指一本分しか口が開かない状態や慢性的な痛みが生じ治療が困難となります。
当科で治療している患者さんの約40%は地域の歯科医院、整形外科、耳鼻科などからの紹介です。来院された当日に各種検査を行い、病状をご説明し、治療計画を立て、最新の治療を提供しています。
もし、貴方が上記のような症状を自覚しているとしたら、あなたは顎関節症かもしれません。早い時期に当科へご相談されることをお勧めします。
診療体制
当科では主に顎関節症の患者さんの治療を行っています。日本顎関節学会の指導医?専門医が中心となり、学会所属の診療スタッフが専門性の高い治療を提供しています。顎関節症以外に睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり?喰いしばり)、口腔や顔面の痛みなどの治療を行っています。診療方針
初めて来院された患者さんには“質問票”を記入していただき、初診担当医との面接が円滑に進むようにしています。また、診察にあたっては検査から診断までをシステム化しておりますので、初診当日に治療計画を立て治療を開始いたします。特に、顎の関節の骨に異常が認められた場合には当院歯科放射線科でCT精密検査を行い、また、顎の関節円板のズレが疑われる場合には足彩胜负彩放射線科と連携してMRI検査を行っています。
初期の段階としては保存的で、可逆的で、エビデンスに基づいた治療を行いますので、安心して治療を受けていただけます。
特徴的な診療領域
世界的な潮流に沿った保存的かつ可逆的な医療を提供することを原則としております。従って、診療の初期段階で伵み合わせの調整ならびに外科的治療を選択することはなく、当科で行う治療は患者様自身によるセルフケアが中心となります。また、心身医学的側面を重要と考えておりますので、精神神経科および心療内科との併診をお願いすることがあります。1)習癖是正認知行動療法
顎関節症の原因として、睡眠時の「歯ぎしり」や覚醒時の「食いしばり」のような無意識下での顎の運動が注目を集めています。特に覚醒時の上下の歯の接触癖の是正は、顎関節症の治療に必須の事項となってきています。この癖は、弱い伵む力でも長時間にわたり顎関節や咀嚼筋に負担を与えます。当科ではこの癖に関する研究から得られた成果を元に、「習癖是正認知行動療法」を積極的に患者さんに指導しています。2)理学療法
顎関節症の仏痛のうち咀嚼筋痛に対しては、筋肉のコリをほぐすための筋マッサージ、ストレッチを目的とした開口訓練、血行改善を目的とした温冷庵法が有効です。また、顎関節の動きが悪くなっている方も下顎を十分に運動させる必要がありますので、開口訓練を指導することがあります。セルフケアとして「理学療法」を行ってもらうことで、治療期間の短縮という成果が得られております。3)薬物療法
咀嚼筋や顎関節の仏痛に対して非ステロイド性消炎鎮痛薬やアセトアミノフェンを用いることがあります。神経の痛みや慢性仏痛には神経障害性仏痛治療薬、三環系抗うつ薬、弱オピオイドを用いることもありますが、これらの薬剤には副作用も伴いますので当科のような専門機関での応用をおすすめします。4)スプリント療法
顎関節症や歯ぎしりに対して、加熱重合レジンによるハードタイプの口腔内装置(スプリント、マウスピース、ナイトガード)を用いることがあります。ソフトタイプのスプリントは食いしばり等の習癖が誘発されやすいため、患者さんが既にお使いの場合も使用の中断をお願いすることがあります。5)トリガーポイント注射
強い咀嚼筋の痛みが認められる場合には、筋マッサージや開口訓練をしやすくするために、一般歯科医院では施行しにくい局所麻酔薬の注射により仏痛軽減を図っております。6)パンピングマニピュレーション
顎関節円板の位置がずれたことによる開口障害や顎の位置のずれが認められる場合には、局所麻酔下で関節円板の引っ掛かりの解除を図ります。診療実績
主な対象疾患
- 顎関節症
- 口腔顔面痛
- 睡眠時ブラキシズム
- 睡眠時無呼吸(医師からの依頼が必要です)
スタッフ紹介
医師名 | 役職 | 資格 |
菅沼 岳史 | 教授?診療科長 | 公益社団法人 日本補綴歯科学会認定 補綴歯科専門医?補綴歯科指導医
一般社団法人 日本顎関節学会認定 歯科顎関節症専門医?歯科顎関節症指導医 |
犬井 知美 | 助教?診療科長補佐 | |
篠崎 晧介 | 助教(歯科) | |
渡邊 友希 | 兼任講師 | 一般社団法人 日本顎関節学会認定 歯科顎関節症専門医
一般社団法人 日本口腔顔面痛学会 口腔顔面痛専門医 日本慢性疼痛学会認定 専門歯科医 ドライマウス研究会 認定医 |
内藤 貴美子 | 兼任講師 | |
佐藤 多美代 | 兼任講師 | 一般社団法人 日本口腔顔面痛学会 口腔顔面痛認定医
一般社団法人 日本スポーツ歯科医学会認定 マウスガードテクニカルインストラクター |
和気 創 | 兼任講師 |
2024年12月1日 現在
外来担当医表
顎関節症治療科
医療従事者の?へ
医療連携?紹介制度について
ご紹介にあたり、各医療機関の先生方とのよりよい連携を保つため、当科の紹介システムのご案内とお願いをお知らせします。初診の受付時間について
初診受付時間:月曜日~土曜日:8:30~11:30、13:00~15:00休診日:日曜日、祝日、創立記念日(11月15日)、年末年始
初診時及び土曜日は混雑のため多少お待たせすることがございます。
(早い時間帯の来院をご指示ください)
担当医の指名について
担当医を指名してご紹介の場合は、診療日を3階西診療室 電話03-3787-1151(内線233)にてご確認の上ご紹介ください。ご紹介に対する返書報告(診療情報提供)について
- 初診時報告:すみやかに来院のお知らせを郵送致します。
- 経過報告?終診報告:処置内容、検査結果などについて、適宜ご報告いたします。
当外来の予約変更について
顎関節症治療科受付電話番号(直通):03-5498-1903
受付時間:月曜日~土曜日 9:00~16:00
休診日:日曜日、祝日、創立記念日(11月15日)、年末年始