人権啓発推進委員会

人権啓発推進活動への取り組み

本学では2006年以来、人権啓発推進委員会の設置および学内の人権啓発推進を目的とした講習会?研修会を継続的に実施しています。 そして、学内の人権啓発活動を推進させていくことを目的とし、人権啓発推進課を新たに設置し、広く人権侵害?ハラスメント問題に対応するとともに、人権啓発標語の募集を始め、活動案内リーフレットや広報誌の発行など学内全体に向けた人権啓発活動を積極的に行っています。

本学は、建学の精神である「至誠一貫 ~常に相手の立場になって真心を尽くす~」の精神に基づき、また、生命科学の分野を担う医系総合大学として、その構成員である一人一人が人権の重みを我がことと捉え、これまで以上にお互いの人権を尊重した環境を作っていくことが大切な責務であると考えます。 そのために何をすべきであるのか、深く洞察をして、あらゆるステイクホルダーの方々と協力し合い、より良い修学?就労環境を築き、人権尊重を通じて地域を始め広く社会に貢献すべく、人権啓発推進活動に日々取り組んでまいります。

そして毎年度期初において、本法人小口勝司理事長よりすべての職員に向け人権啓発を推進するためのトップメッセージを発信し、心ある医療人の育成に努めています。



トップメッセージ ~人権啓発の更なる推進に向けて~


 平素から、本学構成員の皆さんのご理解とご協力により、人権啓発に関する諸活動が推進されていることに、心より感謝申し上げます。

 昨年5月に足彩胜负彩感染症が5類感染症へ移行した後においても、さまざまな対策や施策に取組みながら、本学構成員であり医療人である皆さんがより社会に貢献すべく、真摯な姿勢でその一つひとつにまごころを持って接し、丁寧且つ果敢に業務に取り組んでこられた姿に触れ、改めてそのご尽力に敬意を表します。

昨年度の本学人権啓発推進に関する諸活動においては、人権を大切にする表現の一つとして、共に学び働く仲間への感謝や思いやりの気持ちを表した人権啓発標語の募集に300件近い多数の応募が寄せられました。また、専任職員のみならず、委託?派遣職員を含む全職員を対象として「ハラスメント」をテーマにeラーニング研修を実施するなど、様々な活動を実践してまいりました。他方、人権侵害?ハラスメント等に関する相談状況は、前年度と比較しても増加傾向が見受けられ、当該行為の抑止?牽制等の予防対策はもちろんのこと、再発防止や撲滅に向けた学内各組織における更なる理解と実践が求められます。

今年度においては、コロナ禍で学び得たさまざまな経験や知識を生かすべく、適切な感染防止対策を図りながら、eラーニングを始め多様な人権啓発講習形式への取り組みや、リアル形態での相談員研修会、時勢に呼応した人権課題を捉えたヒューマンライツ?トークショーを開催するなど、新たな時代に向けた人権啓発の積極的な活動を周知?推進し、人権侵害やハラスメントのない環境をめざしてまいります。

本学の教育?研究?診療に関わる全ての構成員においては、引き続き人権啓発の更なる推進に向けて、より高い倫理観を持ち、互いの人格や尊厳、多様な価値観を尊重することを大切にしてください。そして、建学の精神である「至誠一貫」の下、常にまごころを持って相手の立場になって考え、日々研鑽を重ねながら、相協力してより良い就労?修学環境を築かれるよう、よろしくお願いいたします。
足彩胜负彩6年4月25日
理事長 小口 勝司
トリミングB:20231205_30151 【理事長 小口勝司】