臨床薬学講座 感染制御薬学部門
講座?部門紹介
感染制御薬学部門について
感染症は、一番身近な疾患の一つですが、時には国境を越え、社会全体を撒きこむ脅威となります。他の疾患と異なり、周囲に伝播するという性質をもつこと、病原体の変異や未知の病原体による新しい感染症が発生する可能性があること、薬剤耐性菌の問題など、感染症分野の課題はまだまだ山積みであり、社会的な関心?ニーズも高まっています。研究室名でもある「感染制御」という言葉には、「感染症の予防」と「感染症の治療」の二つの意味が含まれます。すなわち感染制御とは、公衆衛生や院内感染対策、そして感染症治療の最前線までを担っています。
このような背景から、感染制御薬学部門は、感染制御に関わる医療上の問題を研究し、感染制御を実践できる薬剤師を教育することを目的として設立されました。私たちは、これらの問題に対して、患者側、医療側、病原体側から解析し、より良い治療法、予防法を提案することを目標として研究を行なっています。
さらに研究活動に加えて、大学病院の「院内感染対策実践チーム(ICT)」、「抗菌薬適正使用支援チーム(AST)」の一員として活動しています。特にASTでは、感染症を専門とする医師?薬剤師?臨床検査技師と共に重症感染症の患者さんに対して適切な治療の支援を行なっており、これらの活動に興味のある研究室学生が参加することもあります。
感染制御の実践に興味と意欲のある皆さんを心よりお待ちしています。
研究について
感染制御に関わる医療上の問題について、テーマに応じて患者背景や治療に関するデータなどを収集し、疫学的?統計学的手法を用いて解析しています。また、患者から分離された原因微生物についての解析を行なっています。尚、臨床研究については、倫理委員会の承認を得て行なっております。テーマの一部は以下の通りです。- 抗菌薬適正使用に関する臨床研究
- MRSAの薬剤耐性および病原性に関する研究
- 酵母様真菌の薬剤耐性に関する研究
講座員
教員(専任)
役職 | 氏名 | name |
---|---|---|
教授 | 石野 敬子 | Ishino Keiko |
准教授 | 前田 真之 | Maeda Masayuki |
助教 | 山口 梢 | Yamaguchi Kozue |
研究業績
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2016年業績
原著論文
Analysis of Staphylococcal Toxins and Clinical Outcomes of Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus BacteremiaMaeda M., H. Shoji T., Shirakura, Takuma T., Ugajin K., Fukuchi K., Niki Y., Ishino K.
Biol Pharm Bull 39: 1195-1200, 2016
カルバペネム系抗菌薬投与患者における抗菌薬適正使用の評価因子の探索
路昭欣、前田真之、大戸祐治、岩柳美波、馬場俊之、吉田仁、金子堯一、茅野博行、小林洋一、石野敬子
昭和学士会雑誌 76:498-504, 2016
総説
Antimicrobial stewardshipの概念とその推進二木芳人、前田真之
日本病院薬剤師会雑誌 52: 1109-1112, 2016
著書
すべての医療機関で役立つ 抗菌薬耐性対策サーベイランス必読ガイド「Antimicrobial stewardshipとは」
前田真之、二木芳人
じほう 68-76, 2016年8月
ベーシック薬学教科書シリーズ15 微生物学?感染症学(第2版)
塩田澄子、黒田照夫 編、 石野敬子(他13名著)
化学同人, 2016年4月
学会発表
Association between superantigenic toxin gene and protein in isolated from patient with Methicillin-resistant Staphylococcus aureus bacteremiaMaeda M., Shoji H., Shirakura T., Takuma T., Fukuchi K., Niki Y., Ishino K.
26th European Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases (ECCMID), 2016年4月, Amsterdam, Netherlands
血液由来MRSAの薬剤感受性および遺伝子型の経年変化
石野敬子、前田真之、小司久志、白倉哲郎、宇賀神和久、福地邦彦、詫間隆博、二木芳人
第64回日本化学療法学会総会、2016年6月、神戸
足彩胜负彩ASTによる広域抗菌薬適正使用への取り組み
内藤結花、詫間隆博、前田真之、宇賀神和久、山中亜由美、吉川雅之、田中道子、石野敬子、二木芳人
第64回日本化学療法学会総会、2016年6月、神戸
血液培養陽性者ラウンド体制変更に伴う助言実行率の向上
詫間隆博、前田真之、内藤結花、山中亜由美、吉川雅之、宇賀神和久、石野敬子、二木芳人
第64回日本化学療法学会総会、2016年6月、神戸
足彩胜负彩AST活動と患者アウトカムの評価(パネルディスカッション:Antimicrobial stewardship teamの今後は?)
前田真之
第64回日本化学療法学会総会、2016年6月、神戸
Antimicrobial stewardshipの概念とその推進に向けて-菌血症の予後改善を中心に-
前田真之
第18回新潟県ICフォーラム学術集会、2016年7月
黄色ブドウ球菌菌血症患者におけるAntimicrobial Stewardship助言内容
詫間隆博, 前田真之, 内藤結花、吉川雅之、宇賀神和久, 石野敬子, 二木芳人
MRSAフォーラム2016 2016年7月、岐阜
真菌血症患者におけるAntifungal Stewardship助言の検討
詫間隆博, 前田真之, 内藤結花、吉川雅之、宇賀神和久, 石野敬子, 二木芳人
第64回日本化学療法学会東日本支部総会 2016年10月、東京
講演?その他
薬剤師によるAntimicrobial stewardship(抗菌薬適正使用支援)の推進に向けて前田真之
第十回 昭和大学薬学部同窓会東京支部研修会、2016年5月、東京
健康サポート薬局e-ラーニング研修「感染対策」
標準予防策の概要、季節ごとに流行する代表的な感染症の病態、感染経路、予防方法、代表的な予防接種の意義と方法
石野敬子
日本薬剤師会 2016年9月
感染制御の基本
石野敬子
日本老年薬学会講演会 2017年1月、東京
2015年業績
原著論文
Changes in the Distribution of Capsular Serotypes of Streptococcus pneumoniae Isolated from Adult Respiratory Specimens in Japan.Shoji H., Maeda M., Shirakura T., Takuma T., Hanaki H., Niki Y.
Intern Med 54: 1337-1341, 2015
More accurate measurement of vancomycin minimum inhibitory concentration indicates poor outcomes in meticillin-resistant Staphylococcus aureus bacteraemia.
Shoji H., Maeda M., Shirakura T., Takuma T., Ugajin K., Fukuchi K., Ishino K., Niki Y.
Int J Antimicrob Agents 46: 532-537, 2015
Effect of interventions by an antimicrobial stewardship team on clinical course and economic outcome in patients with bloodstream infection
Maeda M., Takuma T., Seki H., Ugajin K., Naito Y., Yoshikawa M., Yamakawa A., Oto Y., Minemura A., Shoji H., Ishino K., Niki Y.
J Infect Chemother 22: 90-95, 2016
Antimicrobial stewardship teamによる血液培養陽性患者ラウンドのアウトカム評価
前田真之、詫間隆博、吉川雅之、内藤結花、土屋亜由美、大戸祐治、峯村純子、小司久志、宇賀神和久、石野敬子、二木芳人
日本化学療法雑誌63: 350-356, 2015
著書
薬学生?薬剤師レジデントのための 感染症学?抗菌薬治療テキスト二木芳人 監修、石井良和、藤村茂、前田真之 編、石野敬子、前田真之(他29名著)
じほう 2015年
学会発表
Evaluation of Interventions for Bloodstream Infections by Antimicrobial Stewardship Team in a Japanese University HospitalMaeda M., Takuma T., Minemura A., Ugajin K., Naito Y., Yamakawa M., Oto Y., Shoji H., Ishino K., Niki Y.
25th European Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases, 2015年4月 , Copenhagen
Vancomycin breakpoint MIC of methicillin-resistant Staphylococcus aureus bacteraemia that determines the clinical outcome
Shoji H., Maeda M., Shirakura T., Takuma T., Ugajin K., Fukuchi K., Ishino K., Niki Y.
25th European Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases, 2015年4月, Copenhagen
Antimicrobial stewardship team(AST)における専門薬剤師の役割と患者個別評価
前田真之
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
足彩胜负彩Antimicrobial stewardship team(AST)の活動とアウトカム評価(シンポジウム:Antimicrobial Stewardshipに薬剤師として如何に介入すべきか)
前田真之
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
血液検体由来MRSAの遺伝子型および薬剤感受性の検討
石野敬子、前田真之、小司久志、白倉哲郎、宇賀神和久、福地邦彦、詫間隆博、二木芳人第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
MRSA感染症の治療ガイドラインが抗MRSA薬選択に与える影響の調査
伊藤正甫、前田真之、石野敬子、小司久志、詫間隆博、二木芳人
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
MRSA菌血症の予後に関連する因子の解析 vancomycinは予後に影響を及ぼすか?
小司久志、前田真之、白倉哲郎、詫間隆博、宇賀神和久、石野敬子、福地邦彦、二木芳人
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
Antimicrobial stewardship teamによる介入は血液培養陽性患者における不適切治療を減少させる
前田真之、詫間隆博、峯村純子、宇賀神和久、内藤結花、山中亜由美、吉川雅之、小司久志、石野敬子、二木芳人
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
Clostridium difficile関連腸炎の臨床的検討
詫間隆博、前田真之、宇賀神和久、石野敬子、小司久志、二木芳人
第63回日本化学療法学会総会、2015年6月、東京
敗血症の症例から見る、発熱性好中球減少症における医療従事者のアセスメントの必要性について
森玄、前田真之、長谷川俊二
第23回日本乳癌学会総会、2015年7月、東京
MRSA感染症の治療ガイドラインが抗MRSA薬の処方動向に与える影響の検討
前田真之、路昭欣、伊藤正甫、岩柳美波、森川なつみ、石野敬子、小司久志、詫間隆博、二木芳人
MRSAフォーラム2015、2015年7月、東京
Interventions of Antimicrobial Stewardship Team affect clinical course and economic outcome in patients with bloodstream infection.
Maeda M., Takuma T., Naito Y., Ugajin K., Minemura A., Yamakawa A., Oto Y., Shoji H., Ishino K., Y. Niki
Interscience Conference of Antimicrobial Agents and Chemotherapy(ICAAC)2015, 2015年9月, San Diego, CA
Association of staphylococcal virulence factors and clinical outcome in Methicillin-resistant Staphylococcus aureus bacteremia
Maeda M., Shoji H., Shirakura T., Takuma T., Fukuchi K., Ishino K., Niki Y.
Interscience Conference of Antimicrobial Agents and Chemotherapy(ICAAC)2015, 2015年9月, San Diego, CA
MRSA菌血症における臨床的ならびに分子疫学的アプローチによる予後関連因子の解析
前田真之、小司久志、白倉哲郎、詫間隆博、宇賀神和久、福地邦彦、石野敬子、二木芳人
第25回日本医療薬学会年会、2015年11月、横浜
講演?その他
Antimicrobial stewardship ~薬剤師による抗菌薬適正使用とアウトカム評価~前田真之
第60回ICP研究会、2015年10月、東京
感染症 25th ECCMID, ICAAC 2015 海外学会見聞録
前田真之
月刊薬事 57: 2194-2197, 2015
2014年業績
原著論文
カルバペネム系薬投与患者における耐性菌選択リスク因子の検討前田真之, 大戸祐治, 村山純一郎, 峯村純子, 馬場俊之, 吉田仁, 金子堯一, 茅野博行, 小林洋一, 石野敬子
昭和学士会雑誌, 74: 67-72, 2014
Ultrastructural study of the undulated epithelial side of glomerular basement membrane in membranous nephropathy: clinicopathological study of 20 patients
Suzuki T., Maeda M., Yoshimoto T., Fukushima N.
自治医科大学紀要 37: 11-18, 2015
総説
足彩胜负彩AST 感染制御専門薬剤師としての視点前田真之
月刊薬事 56: 709-713, 2014
がん化学療法患者に対する自宅服用抗菌薬処方のラショナーレ
前田真之
月刊薬事 56: 879-885, 2014
著書
学ぶ,取り組む,実践する! AST(抗菌薬適正使用支援チーム)ASTの実例紹介~活動内容と見えてきた課題~ 実例1(足彩胜负彩)(2)薬剤師の立場から
二木芳人編、前田真之(他 18 名著)
医薬ジャーナル社 79-88, 2014年8月
学会発表
Validation of vancomycin minimum inhibitory concentration and clinical outcomes in methicillin-resistant Staphylococcus aureus isolated from blood cultureShoji H., Maeda M., Fukuchi K., Shirakura T., Takuma T., Tanaka K., Ishino K., Niki Y.
24th European Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases (ECCMID)
2014年5月, Barcelona
Clinical analysis of prognostic factors in methicillin-resistant Staphylococcus aureus bloodstream infection: association with 30-day mortality
Maeda M., Shoji H., Fukuchi K., Shirakura T., Takuma T., Tanaka K., Ishino K., Niki Y.
24th European Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases(ECCMID), 2014年5月, Barcelona
カルバペネム系薬投与患者における菌交代現象リスク因子の検討
前田真之、峯村純子、石野敬子
第62回日本化学療法学会総会、2014年6月、福岡
Clostridium difficile関連腸炎の臨床的検討
詫間隆博、前田真之、石野敬子、小司久志、二木芳人
第62回日本化学療法学会総会、2014年6月、福岡
MRSAのvancomycinに対する感受性と予後の検討
前田真之、小司久志、白倉哲郎、詫間隆博、宇賀神和久、福地邦彦、石野敬子、二木芳人
第5回MRSAフォーラム、2014年7月、東京
お持ち帰り抗菌薬の現状について
森玄、前田真之、河野勤、渡辺亨
第22回日本乳癌学会学術総会、2014年7月、大阪
Antimicrobial stewardship teamによる血液培養陽性患者ラウンドおよびアウトカムの評価
前田真之、詫間隆博、峯村純子、宇賀神和久、内藤結花、土屋亜由美、大戸祐司、小司久志、石野敬子、二木芳人
第24回日本医療薬学会年会、2014年9月、名古屋
Antimicrobial stewardship teamによる血液培養陽性患者ラウンドのアウトカム評価
前田真之、詫間隆博、峯村純子、宇賀神和久、内藤結花、土屋亜由美、小司久志、石野敬子、二木芳人
第61回日本化学療法学会東日本支部総会、2014年10月、東京
真菌の薬剤耐性の現状と課題
名木 稔, 田辺公一, 石野敬子, 梅山 隆, 山越 智, 大野秀明, 宮﨑義継.
第63回日本感染症学会東日本地方会学術集会. 2014 年10 月, 東京
Cryptococcus gattiiのフルコナゾール低感受性化の機構解析
石野敬子、名木稔、田辺公一、大野秀明、宮崎義継
日本医真菌学会総会 2014年11月、横浜
講演?その他
24th ECCMID(欧州臨床微生物?感染症学会議)参加記前田真之
月刊薬事 56: 1859-1862, 2014
真菌感染症に対する治療
石野敬子
第23回昭和大学学士会シンポジウム、2014年7月、東京
2013年業績
著書
グッドマン?ギルマン薬理書[下]薬物治療の基礎と臨床 第12版高折修二、橋本敬太郎、赤池明紀、石井邦雄監訳、石野敬子(他26名)
廣川書店、2013年4月
学会発表
抗菌薬適正使用に関連する因子についての解析前田真之、 石野敬子
第61回日本化学療法学会総会?学術講演会 ,2013年6月,横浜
クロストリジウム?ディフィシレ関連腸炎の臨床的検討
詫間隆博、 前田真之、 石野敬子、 小司久志、 二木芳人
第61回日本化学療法学会総会?学術講演会,2013年6月,横浜
講演?その他
抗菌薬のTDMについて前田真之
若手医師?薬剤師?医?薬学生のための、抗菌薬療法スキルアップセミナー 平成25年度秋季シリーズ ~TDMを学ぼう~、2013年10月,東京
抗菌薬の薬物動態
前田真之
若手医師?薬剤師?医?薬学生のための、抗菌薬療法スキルアップセミナー 、平成25年度秋季シリーズ ~TDMを学ぼう~、2013年10月,東京
2012年業績
原著論文
特定抗菌薬届出制導入による抗菌薬処方への影響とその教育的効果前田真之、三浦遼子、石野敬子
日本病院薬剤師会雑誌 48: 341-345. 2012)
学会発表
Nocardia farcinica のゲノム情報から見出したシデロフォア.星野泰隆、石野敬子、石川淳
第95回日本細菌学会関東支部総会,2012年10月、東京
病原性放線菌ノカルジアのLtsAの宿主細胞応答への関与.
石野敬子、渋谷健太,星野泰隆、石川淳
第56回日本薬学会関東支部大会,2012年10月、東京
カルバペネム系薬適正使用評価方法の確立
山下勇輝、前田真之、本田綾香、大戸祐治、村山純一郎、馬場俊之、吉田仁、石野敬子
日本薬学会第133年会、2013年3月、横浜
2011年業績
原著論文
Identification of nocobactin NA biosynthetic gene clusters in Nocardia farcinica.Hoshino Y., Chiba K., Ishino K., Fukai T., Igarashi Y., Yazawa K., Mikami Y., Ishikawa J.
J. Bacteriol. 193: 441-448, 2011
学会発表
A Role of LtsA in Virulence of Nocardia farcinicaIshino K., Shibuya K., Hoshino Y., Ishikawa J.
International Union of Microbiological Societies 2011 Congress , 2011年9月, Sapporo
Nocobactin NA Biosynthesis Gene Clusters in Nocardia farcinica.
Hoshino Y., Chiba K., Ishino K., Ishikawa J.
The 16th International Symposium on the Biology of Actinomycetes, 2011年11月, Puerto Vallarta, Mexico
特定抗菌薬届出制導入による抗菌薬処方への影響とその教育的効果
前田真之、三浦遼子、石野敬子
日本薬学会 第132年会、2012年3月、 札幌
講演?その他
最新の感染症医療「災害と感染症」石野敬子
第43回 昭和大学公開講座暮らしと健康、2011年5月、東京
感染症治療の最前線「ウイルス感染症と治療薬」
石野敬子
第43回昭和大学薬学部卒後教育セミナー、2011年6月、東京