救命救急科

診療科紹介

救急 林診療科長
林 宗貴
2019年4月1日より「救急医学科」は「救命救急科」に名称変更いたしました。

救命救急科(2019年4月1日に救急医学科から改称)は、昭和60(1985)年に救命救急センターとともに開設しました。以来、横浜市北西部、町田市、川崎市北西部の3次救急医療を担ってきました。また、平成15(2003)年にERを設け、当院の内科を中心に地域の初期?二次救急医療にも参画しました。平成24(2012)年度の改修工事によって救命救急センターの入院病床35床と救急外来部門(ERと救命救急センターの初療室)がともに同一階に配置されました。さらに、平成27(2015)年4月より救急医療センターとして救急外来部門が一体となって救急医療を担当しています。平時の救急医療に加えて、災害拠点病院としても『地域への貢献』を実践すべくDMAT、YMATなどの派遣や訓練に参加し、2019年から警察と連携するIMATチームを構成し、救急?災害医療の質の向上を目指しています。
救命救急科 シミュレーション
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診療概要

救命救急科12
当センターには、救急医学を専攻してサブスペシャリティーをもつ救急医と院内の各科から出向して専従する専門医とが、チームを形成しています。開設以来培われてきた救急医療に対する情熱をもって急性期病態に対応しています。専門各科と連携し、治療の早期から良質の医療を提供しています。救急医療には医師の専門的知識と技術も重要ですが、看護?臨床検査(血液検査や生理学的検査)?放射線診断?薬物療法(薬剤部)?理学療法(リハビリテーション)?使用機器の管理(臨床工学)などが不可欠です。
我々は、多職種協働のチーム医療を目指しています。特に救急医療の現場では、突然の入院に当惑する御家族へ対応することも重要だと考えています。医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、事務を含めたすべてのスタッフがチーム医療で対応させていただきます。
当センターおよび当院ERは、地域の皆さんに貢献できるように努力を続けます。
[設備の概要]
診療室:
初療室 2床、集中治療室 10床、ハイケアユニット25床

診療機器:
救急専用MDCT、高気圧酸素治療室
人工呼吸器、血液透析装置、各種内視鏡、経皮的心肺補助装置、超音波診断装置、血管撮影装置、体温維持装置など

研究活動について、ご協力のお願い

2017/10/16

昭和大学藤が丘病院 救命救急科では、患者さまの個人が特定されない形で医学会等に報告や多施設間の症例登録をさせていただいています。もちろん、個人を特定できる情報(氏名、住所、生年月日、電話番号、入退院年月日など)を明らかにすることなく、学会?研究会や論文または症例登録として医学会に報告しています。これらは診療録上にある診断や治療の結果(これも個人情報です)を使用しています。個人が特定されることがなくても、個人情報ですので、ご自身またはご家族の個人情報(個人を特定できない診療情報)を我々の研究活動に利用させていただくことにご賛同いただけない場合は、その利用の停止又は消去及び提供の停止を請求する権利があります。当院のホームページでも同様の内容をお知らせしていますが、個人を特定できない診療情報であっても、情報を利用されていただくことにご賛同いただけない場合は、その停止などをご請求することができます。そのお考えがある場合、または、お問合せは、下記“問い合わせ先”、または、当院の総合相談センター患者相談担当までお問い合わせ下さい。

=問い合わせ先=
所属:昭和大学医学部 救急?災害医学講座 昭和大学藤が丘病院 救命救急科
職名:教授
氏名:林 宗貴       
住所:神奈川県横浜市青葉区藤が丘1-30    電話番号:045-971-1151(代表)

主な対象疾患

三次救急医療機関として以下のような重症疾患について即時的に応需して、専門各科と連携して治療にあたっています。

1)院外心肺停止、2)急性心筋梗塞、急性大動脈解離、大動脈瘤破裂、重症急性心不全、3)脳血管障害、4)重症意識障害、5)呼吸不全、6)重症消化管出血、重症急性膵炎、肝不全、7)急性腎不全、8)急性中毒、9)重症外傷、10)重症出血性ショック、11)熱中症、偶発性低体温症、12)重症敗血症、13)破傷風、ガス壊疽などの特殊感染症、14)内分泌クリーゼ、など

スタッフ紹介

医師名役職専門分野資格
林 宗貴
(1987年卒)
教授
診療科長
救急?集中治療
脳神経救急
外傷
日本救急医学会救急科専門医
日本救急医学会指導医
脳神経外科専門医
ICD
JATEC、JPTECインストラクター
ICLSディレクター
MCLSプロバイダー
横浜救急医療チーム(YMAT)隊員
神奈川IMAT隊員
横浜市救命指導医
宮本 和幸
(2004年卒)
准教授
診療科長補佐
救急?集中治療
消化器内視鏡
中毒診療熱中症の基礎
(小脳?凝固線溶異常)
?臨床研究
日本救急医学会指導医?専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本集中治療医学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
横浜市救命指導医
日本DMAT隊員
東京DMAT隊員
横浜救急医療チーム(YAMT)隊員
日本救急医学会ICLSディレクター
第3級陸上特殊無線技士
中島 靖浩
(2006年卒)
助教救急集中治療全般
外傷外科
急性血液浄化
日本救急医学会救急科専門医
日本外科学会外科専門医
日本DMAT隊員、東京DMAT隊員
横浜救急医療チーム(YMAT)隊員
神奈川IMAT隊員
横浜市救命指導医
高安 弘美
(2009年卒)
助教救急?集中治療全般
呼吸器内科一般
日本救急医学会救急科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本内科学認定会内科医
横浜市救命指導医
原野 康平
(2018年卒)
非常勤
救急?集中治療全般
Acute Care Surgery
日本救急医学会救急科専門医
日本DMAT隊員?東京DMAT隊員
第3級陸上特殊無線技士
横浜市救命指導医
山荷 大貴 
(2018年卒)
助教(医科)
救急?集中治療全般
体外循環
日本救急医学会救急科専門医
東京DMAT隊員?神奈川DMAT-L隊員
第3級陸上特殊無線技士
横浜市救命指導医
柳澤 薫
(2019年卒)
助教(医科)救急?集中治療全般
内科一般
日本救急医学会ICLSディレクター
第3級陸上特殊無線技士
栗原 茉莉子
 (2019年卒)
医員(大学院)
救急?集中治療全般
東京DMAT?神奈川DMAT-L隊員
 JATEC?ICLS?ACLS?BCLS?PALSプロバイダー
 第三級陸上特殊無線技士
榊原 真子
(2020年卒)
助教(医科)
救急?集中治療全般
横浜YMAT隊員
日本救急医学会ICLSディレクター
第3級陸上特殊無線技士
島田 拓哉
(2020年卒)
助教(医科)救急?集中治療全般
横浜救急医療チーム(YMAT)隊員
横浜市救命指導医
東京DMAT隊員
岩本 泰樹
(2022年卒)
助教(医科)救急?集中治療全般
ICLSプロバイダー
ACLSプロバイダー
PALSプロバイダー
JATECプロバイダー
須郷 加奈子
(2022年卒)
助教(医科)救急?集中治療全般
JATECプロバイダー
ICLSプロバイダー
佐々木 純
(1992年卒)
教授
(江東豊洲病院)
救急?集中治療
消化器外科
日本救急医学会救急科専門医
日本救急医学会指導医
日本外科学会認定登録医
日本腹部救急医学会認定医
高気圧酸素治療専門医
日本血液浄化認定指導医
ICD
BLS、ACLS、JATECインストラクター
日本DMAT隊員、統括DMAT
横浜救急医療チーム(YMAT)隊員
神奈川IMAT隊員
横浜市救命指導医
他、各科院内応援医師

医療従事者の?へ

医局員募集

救急?集中治療に興味のある先生、他の科から新たに救急?集中治療分野に進んでみたいと考えていらっしゃる先生は、是非一度見学にいらしてください。

下記メールアドレスまでご連絡頂ければ、日程などご相談いたします。
林宗貴 munetaka@med.showa-u.ac.jp

当科では、日々の救命センターの様子をFacebook(https://facebook.com/fujigaokaER/)やプライベートサイトでアップしています。
そちらも併せてご覧ください。

後期臨床研修医を考えている先生方へ

後期臨床研修医を考えている先生方へ、救命救急科の先生よりコメントを送ります。
すべて開く
林 宗貴 先生より
新専門医制度による一期生のプログラムが足彩胜负彩3(2021)年3月に終了しました。
もうすぐ新救急科専門医が誕生します。貴方も昭和大学でオーダーメイドの研修をしませんか?
目標をもって、ともに学びましょう。
佐々木 純 先生より
救急救命センターで医師、看護師、コメディカルと一緒にやっています。また、D-MATの訓練や災害現場への出動、訓練も行っています。各種専門医の施設認定もあります。
多くの症例があり、他科との連携しながら、日々奮闘しています。ぜひ一緒にやっていきましょう。
宮本 和幸 先生より

医療連携?紹介制度について

当センターはできる限り多くの救急患者さんの診療にあたれるように病床運用を行っています。
ご紹介は、地域医療連携室または救命救急センター受付を通じて、当センターの当番医師宛てにご連絡ください。