法医学講座

トピックス
   

2024 年度

2024.12.14.  第274回日本循環器学会関東甲信越地方会の Student Award で医学部 4年
        山近萌恵乃さんが発表を行い、最優秀賞を受賞しました。

2024. 12. 06-07.  当講座が主催で 第46回 心筋生検研究会学術集会
         上條記念館で開催しました。  
          ?  詳細はこちら 
         大学院生3名 (森, 中村, 松本) がポスター発表を行いました。
          12.07. はHeart Hands-on を行いました。  
  
2024.11.23. 松山が 第29回日本血管病理研究会(博多) の一般演題で発表を行いました。

2024.11.09. 松山が 第9回日本心臓リハビリテーション学会関東甲信越地方会 (会長:木庭新治教授, 足彩胜负彩
      循環器内科) でHeart Hands-on (ウェット?ラボ) を行いました。
      開催の様子? 第9回心臓リハビリテーション学会関東甲信越地方会 Hands-on.pdf
     ランチョンセミナーで講演 「心臓リハビリテーションに活かす心臓病理形態学」を行いました。 

2024.11.01. 草野准教授が Society of Forensic Toxicologists (SOFT) 2024 Meeting (St. Louis, MO, USA) でOral Presentationを行いました。

2024.09.20. 城教授が第7回日本法医病理学会学術全国集会(京都)の シンポジウム 2  「性暴力被害を考える」で発表を行いました。
       松山が 第7回日本法医病理学会学術全国集会(京都)の一般演題で発表を行いました。

2024.09.06. 草野准教授が 61st Annual Meeting of The International Association of Forensic Toxicologists (TIAFT 2024, St.Gallen) でOral Presentationを行いました。

2024.07.19. 松山が第70回日本不整脈心電学会学術大会(金沢) の教育講演「心房細動アブレーションに有用な心房病理の知識と解剖の知識」で発表を行いました。

2024.07.18. 松山が 第70回日本不整脈心電学会学術大会(金沢) の臨床検査技師部会セッションで講演を行いました。

2024.06.06. 松山が第108次日本法医学会学術全国集会 (岡山) の一般演題(ポスター) で発表を行いました。

2024.04.22. 松山が  Webinar 「AVNRT の解明!  どうなってるのココん所?」で 「房室接合部周囲のかたちと房室結節」のタイトルで講演を行いました。

2023 年度

2024.03.26. 医局の年度末会を実施しました。
年度末会
2024.03.16. 松山が 第27 回日本病理学会中部支部スライドセミナー (アスト津, 三重) で、講演 3 「房室伝導系の構造とその周囲の注視したい病変」の発表を行いました。

2024.02.17. 松山が 第 3 回関東心臓MRI研究会で教育講演 「心筋炎の病理組織診断 - ガイドライン改訂から知っておきたいこと-」を行いました。

2024.01.26. 松山が Abbott Deep Dive into Arrhythmia Chapter 1 『AV node を極める』でWeb講演 「房室結節周囲の構造と心房筋入力の形態学的多様性」を行いました。

2023.12.07. 雨宮妃兼任講師 (国立循環器病研究センター病理部) の論文が ESC Heart Failure に accept されました。

2023.11.01. 草野准教授が米国法中毒学会 (SOFT2023, Denver, CO, USA)でポスター発表を行いました。

2023.10.27. 草野准教授がフロリダ国際大学(Miami, FL, USA)で招待講演を行いました。

2023.10.14. 当講座が主催で第92回日本法医学会学術関東地方集会を行いました。
中内暁博客員教授が「ハイスループット質量分析システムの構築および応用」のタイトルで特別講演を行いました
        薬学部 6 年の 杉山 幸翼 さんがポスター発表を行いました。


2023.09.27.  松山が Fabry Expert Seminar 2023 で「Fabry 病の病理組織診断とその鑑別」について講演 (WEB seminar) を行いました。

2023.09.02. 第269回日本循環器学会関東甲信越地方会で医学部 4 年の矢島瑞己さんが口述発表を行いました。

2023.09.02. 松山が第269回日本循環器学会関東甲信越地方会の教育セッションII で、演題名「二次性心筋症の病理形態学的診断と鑑別」の講演を行いました。

2023.08.31. 草野准教授が 60th International Association of Forensic Toxicologists Meeting (TIAFT 2023, Rome) で ポスター発表を 行いました。

2023.08.18. 松山が心エコー図?心臓病理勉強会 in Shikoku (近森病院, 高知) で特別講演を行いました。

2023.07.08. 松山と医学部 6 年の中村恵里さんが第69回日本不整脈心電学会学術大会(札幌) でポスター発表を行いました。

2023.07.07.  松山が 第69回日本不整脈心電学会学術大会(札幌) の臨床検査技師部会セッションで、演題名「房室伝導系の解剖?組織形態について」の講演を行いました。

2023.07.06.  第69回日本不整脈心電学会学術大会(札幌)で医学部 6 年の中村恵里さんが Oral Presentation で 研究成果の 発表を行いました。

2023.06.29.  草野講師が日本法中毒学会第42年会でポスター発表を行いました。

2023.06.17.  第268回日本循環器学会関東甲信越地方会の Student Award で医学部 6 年中村恵里さんが発表を行い、優秀賞を受賞しました。 ?https://www.showa-u.ac.jp/news/nid00005450.html

2023.06.07.  松山が第6回法医分子病理研究会で、不整脈原性右室心筋症の特徴と鑑別病変について発表を行いました。

2023.04.18. 松山が解析に協力した症例報告が publish されました。 (Case Report: Molecular autopsy underlie COVID-19-associated sudden, unexpected child mortality. Front Immunol2023;14:1121059)

2023.04.14.  松山が医学部臨床病理診断科の解良仁美助教とともに第112回日本病理学会総会(下関)でポスター発表 (循環器-2) を行いました。
2022 年度
2023.03.25. 上條記念館において「東京心臓病理フォーラム2023」を行いました。
開催の様子と、プログラムはこちら?東京心臓病理フォーラム2023.pdf東京心臓病理フォーラム 2023 プログラム(最終).pdf

2023.02.25. 本学内科学講座循環器内科部門 新家俊郎教授が主催された、第267回日本循環器学会関東甲信越地方会の研修医セミナーで Hearts hands-on を実施しました。
開催の様子はこちら?研修医セミナー(開催風景).pdf


2023.01.26. 埼玉医科大学国際医療センター 不整脈科 の筒井健太講師をお招きし、昭和大学学士会後援セミナー「心拍の起源、洞房結節の不思議」を行いました。

2023.01.21. 松山が第33回JCIC学術集会(日本先天性心疾患インターベンション学会学術集会, 一橋講堂) で教育講演を行いました。

2022.12.17. 松山が第33回心臓性急死研究会の一般演題 I (冠動脈疾患, 心筋炎) で発表を行いました。

2022.12.02. 松山が Nara Cardiomyopathy Conference 2022 (奈良県立医科大学 循環器内科学) で特別講演を行いました。

2022.11.25. 松山が日本不整脈心電学会の カテーテルアブレーション関連秋季大会 2022 で一般演題の発表を行いました。

2022.11.25. 松山が研究に参加した論文が Circulation Journal に accept されました。(Abnormal microscopic findings in the placenta correlate with the severity of fetal heart failure. Circ J. 2022. Online ahead of print.)。

2022.11.20. 城 教授が執筆した警察官のための死体取扱い実務ハンドブック ~事例等解説や用語解説で学べる実務の要点~ (立花書房) が発刊されました。
 

2022.11.16. 草野麻衣子講師が 3rd International Caparica Conference in Translational Forensics 2022 (Portugal) で Welcome speaker として発表を行いました。

2022.11.11. 第44回心筋生検研究会 (Web 開催) の YIA のセッションで医学部 5 年の中村恵里さんが 発表しました。

2022.10.23. 松山が第26回日本心不全学会のシンポジウム21 (心筋生検研究会企画セッション, 心不全の心臓病理) で発表を行いました。

2022.10.19. 藤城講師が第50回日本救急医学会総会(中毒-6)で発表を行いました。

2022.10.15. 城教授が執筆したStudy the Penal Code of Japan in English -General Principles- 英語で学ぶ刑法総論 (東京法令出版株式会社) が発刊されました。

 
2022.09.09. 藤城講師が第47回日本医用マススペクトル学会で発表を行いました。

2022.09.05. 松山が執筆に参加した「病理診断に直結する切り出しのキモ」 (文光堂) が発刊されました。

2022.08.24. 松山が 北海道大学 死因究明教育研究センターの第21回 死因究明教育研究センターセミナーで講演を行いました。

2022.08.20. 日本法中毒学会の official journal である Forensic Toxicology に草野麻衣子講師の case report がアクセプトされました。
      
2022.04. 16. 第111回日本病理学会総会で医学部 5年の中村恵里さんが学部学生ポスター(循環器)のセッションで発表しました。
2021 年度
2022.03.26. 第93回日本病理学会関東地方会の特別講演 2 で松山が講演を行いました。

2022.03.11. 第86回日本循環器学会学術集会の Topics 12 (What is atrial cardiomyopathy?) で松山が講演を行いました

2022.02.22. 日本循環器学会の official journal である Circulation Reports に医学部 6 年 加藤祐樹さんの論文がアクセプトされました 。

      (Circ Rep2022;4:158-165)。

2022.02.05. 松山が第 2 回東京都北区薬剤師会地区研修会で講演を行いました。

2022.02.01. 松山が編集?執筆に参加した「ヒト心臓形態のすべて」 (メジカルビュー社) が発刊されました。

2021.12.28.  Showa Univ. J Med Sci に大学院生 橋本茉莉の論文がアクセプトされました (Showa Univ J Med Sci. 2022;34:102-110)。

2021.11.05. Structure Club Japan LIVE Demonstration 2021 の教育プログラム 1 で松山が講演を行いました

2021.09.24.  カテーテルアブレーション関連秋季大会 2021 で医学部 6年 加藤祐樹さんが口述発表を行いました。
2020 年度
2020.12.14. 第258回日本循環器学会関東甲信越地方会で 医学部 5 年 加藤祐樹さんが Student Award のセッションで発表し、最優秀賞
を受賞しました。

講座紹介

医学部 法医学講座 主任教授 松山高明医学部 法医学講座 主任教授 松山高明

平成30年4月1 日に前任の佐藤啓造教授より本講座主任教授を引き継ぎました松山高明です。

昭和大学医学部を平成10年 (1998 年) に卒業後10年間は昭和大学において臨床は循環器内科を、基礎研究は病理形態学を学び、医学部旧第二病理学に所属していました。その後、他施設?他大学において循環器病理学を専門としつつ、昭和大学時代から継続して特に心臓刺激伝導系や「不整脈」の発生に関連する心臓の形態学について研究を続け、この度再び昭和大学に復職させていただくことになりました。

法医学は医学の中では社会医学の中でも犯罪や事故などにも関連する特異な分野に感じる方もおられるかもしれませんが、臨床医学的にみると、「生」と「死」を挟んで、生きて病院にたどりついた人々を診療するのが「救急医学」であれば、病院に生きてたどり着けなかった人々を扱うのが「法医学」になります。法医学ではそのような「ご遺体」に対する「法医解剖(司法解剖、行政解剖など) 」がその主要な業務の一つといえますが、法医解剖では特に内因死か外因死の区別 (病死なのかそれ以外の要因によるものなのか) が重要となります。本講座ではこのような解剖症例の中でも、特に内因性死亡 (心臓血管性急死、脳血管疾患等) を中心に研究を進めていきたいと思っています。また、前任の佐藤教授が立ち上げられた質量分析機器を用いた法中毒学的研究も藤城講師?草野准教授とともに継続してすすめていき、内因性死亡の研究にも応用していきます。以下に具体的な研究内容を紹介します。


<略歴>
愛知県 犬山市 出身
1998 年 昭和大学 医学部 卒業
1998 年 昭和大学 大学院医学研究科 病理系 第二病理学
2002 年 昭和大学 医学部 第二病理学 助手
2003 年 日本病理学会 病理専門医 取得 (2420 号)
2007 年 国立循環器病センター (現 国立循環器病研究センター) 臨床検査部 臨床病理科
(2010-2011 年 Research Fellow, Cardiac Morphology Unit, Royal Brompton Hospital, UK)
2016 年 京都府立医科大学 大学院医学研究科 細胞分子機能病理学 講師
2017 年 昭和大学 医学部 法医学講座 准教授
2018 年 4 月~ 現職

内因性急死に関する研究 (松山 教授)

内因性急死の中でも心臓血管疾患の病理形態学的研究を行っていきます。虚血性心筋症や特発性心筋症などの心臓性急死の原因となるような心臓疾患全般および大動脈疾患から血栓症などの解析も行います。心臓においては「刺激伝導系の形態学」および「不整脈に関連する病理学?心臓?血管性突然死に関連する病理形態学」を主なテーマとしています。

1. 刺激伝導系 
 心房内の「洞結節」「房室結節(田原結節)」に始まり、心室内の「His 束—脚—プルキンエ線維」に至る刺激伝導系は心臓収縮機能の要で、時に心臓性突然死にも関連する構造です。現在、国内外にはこの分野を専門的に形態学的に解析する施設は少なくなっていますが、未だに刺激伝導系の形態学的なバリエーションなど詳細に解明されていないことが多く、引き続き研究を続けています。

2. 不整脈に関連する病理学?心臓?血管性突然死に関連する病理形態学
 不整脈はその人が生きているときに生じた電気的な現象であり、亡くなったご遺体の心臓からその不整脈の発生機序をこと細かく証明することは不可能ではありますが、ある程度その不整脈の「起こりやすさ」(不整脈器質) を推定することは可能です。このような症例の経験を積み重ねることにより致死性不整脈の発生機序に少しでも迫ることを目標としています。

3. 先天性心疾患の乳幼児死亡および成人先天性心疾患の遠隔期合併症
 先天的に心臓に構造異常を伴うことは稀ではありません。臨床においては周産期および小児期の医療技術のめざましい発展により先天性心疾患を有する方の予後が 
改善されていますが、それでも予期せず不幸な転帰をとったり、成人期に重大な合併症を有したりすることがあり、社会問題にもなっています。そのような事例の心臓の形態学的な研究を行っています。

本講座では上記のような不整脈事例と思われる症例のコンサルテーション(病理解剖症例を含む)を学外からも受け付けています。下記宛てにご一報いただけましたら、その後の検体処理等の対応を検討させていただきます。

〒142-8555 東京都品川区旗の台 1-5-8 昭和大学 医学部 法医学講座 ( 電話 03-3784-8140)

法医中毒学的研究 (藤城 講師、草野准教授、中内客員教授)

法中毒学領域では覚醒剤や合成麻薬(MDMA、MDA)などの乱用薬物をはじめ、医薬品、農薬(殺虫剤、除草剤)、工業用品(化学薬品)など、多くの種類の薬毒物が分析対象となっています。このような多様な物質の分析を行うためにガスクロマトグラフ?タンデム質量分析装置(GC-MS/MS)や液体クロマトグラフ?タンデム質量分析装置(LC-MS/MS)、分子組成解析が可能な飛行時間型精密質量分析装置(LC-QTof MS)等の最新分析装置を駆使し解析を行っています。

また、分析の対象となる人体試料は血液や尿だけでなく毛髪や骨、臓器、胃内容物など多岐にわたり、このような複雑なマトリックスを持つ人体試料からターゲットとなる薬毒物を特異的に簡便かつ迅速に、そして正確に同定?定量することが法中毒学領域の薬毒物分析では要求されます。

研究では、人体試料中の各種薬毒物について上記のGC-MS/MS、LC-MS/MS、LC-QTof MSなどの高感度分析装置を使用した微量検出法と、固相抽出法やダイレクト注入などの迅速抽出法とを組み合わせた高感度簡易分析法の開発を行っています。また、新しい固相ミクロ抽出法の開発など、最新の技術を導入した薬毒物分析にも取り組んでいます。

医事法学的研究(城 教授)

法医学は,文字通り,法学と医学を共に扱う分野であります。これは,両学問の狭間に位置するものであることから,医学者でありながら法学的思考が求められ,また逆に,法律家に医学的思考が求められることにもなります。そこで,本講座では,医学的思考及び法学的思考が共に深化されるように,医事法分野における各種研究と学生等に対する教育,更には,医療研究者倫理や医療従事者倫理などの研究?教育にも積極的にコミットする所存であります。具体的には,安楽死?尊厳死の問題,刑事医療過誤の問題,毒薬等の致死性物質の致死量と行為者の違法性認識との関係の問題,医師らの守秘義務と告発義務との関係等,様々な問題に対して,現代的かつ実践的な解決を求めて研究と教育を実施することを目標としています。


医療倫理学?生命倫理学的研究(根本 助教)

医療では「生」と「死」は避けられない事象です。そこには医学的な知見だけでは向き合うことが難しい問題も多々存在します。本講座では、医療従事者として現場で求められる倫理観や医療現場で遭遇する倫理的問題についての研究?教育にも積極的に力を入れて参ります。現在、特に生殖医療に関する倫理的問題や新しい技術である子宮移植の倫理的課題について取り組んでいます。また終末期医療や救急医療に関連するDNAR指示の倫理的課題に関する研究も行っています。他にも脳死?臓器移植、安楽死?尊厳死、人工妊娠中絶、出生前診断、遺伝子診断、緩和ケア、科学技術倫理等、医療従事者が考えるべき問題は多数あります。医療に関する様々な問題を倫理的、法的、社会的視点から包括的に、また学際的な視野を持って研究?教育を実施することを目指しています。

教育

主に以下の学生講義を担当しています。

M1    形態学概論II (循環器系器官)
M2 循環器系の構造と機能, 循環器系(演習?実習) 
      病理総論?腫瘍 (循環障害)?実習
      基礎臨床統合教育 (循環器ブロック)
   医学英語 IIB(循環器)
M3 医学英語 IIIB (Globalization) 
M4 基礎臨床統合教育 (社会医学ブロック), 医学英語 IVA (Globalization) 
M6 集中講義
その他、歯学部(法医学), 保健医療学部(病理学)
大学院講義 (共通科目, 専門科目)


Heart Hands-on Lecture!  

ヒト心臓はその内部に心房?心室という大きな 4 つの空間 (心腔) を有する臓器で、これらが効率よくポンプ機能を果たすために非常に複雑な立体構造をとっています。そのため初学者にとっては二次元的な写真やイラストだけではきわめて理解が困難な臓器といえます。この問題を少しでも解消するため、本学で行われた解剖症例の心臓を用いて心臓構造学のレクチャーを行うことが可能です。本学関連部署であれば、研修医などの医師でなくても全学部学生、薬剤師、看護師等の病院専門職員に対しても開催可能です。希望の部署がありましたら、本講座までご連絡ください。内容と日程を調整します。   

実施実績: 2022 年 6 月   2 日 (木)     17:30-20:00    足彩胜负彩
      2022 年 7 月 14 日 (木)  17:30-20:00    足彩胜负彩 
      2023 年 2 月 25 日 (土)  16:40-18:00    第267回日本循環器学会関東甲信越地方会研修医セミナー
      2023 年 6 月 15 日 (木)  18:00-20:00  足彩胜负彩
      2024 年 5 月 16 日 (木)  18:00-20:00  足彩胜负彩  
      2024 年 11 月 9日  (土)  16:40-18:00    第9回日本心臓リハビリ関東甲信越地方会 特別企画
                         Heart Hands-on 
      2024 年 12 月 7日  (土)    9:00-14:00    第46回心筋生検研究会学術集会 Heart Hands-on 

解剖検体の医学教育?研究への利用について


① 昭和大学医学部法医学講座から医学研究についてのお願い

昭和大学医学部法医学講座では当講座で法医解剖を行わせていただいた方から鑑定のために採取し、保存している試料(体液、臓器等)を用いて医学研究(主に法病理学的および法中毒学的研究)を行うことがあります。このような医学研究を進めることにより法医学のみならず、臨床医学や社会医学を含めた医学の向上に科学的に貢献できると考えています。研究結果は関連する学術集会や学術誌上で発表し広く世の中に公表することがありますが、お亡くなりになられた方やご遺族の方の個人を特定されることのないように研究では個人情報は排除し、研究対象となる方およびそのご家族のプライバシーの保護に努めます。また、各種研究を始めるにあたっては個別に「昭和大学における人を対象とする研究等に関する倫理委員会」に研究申請を行い、その審査を受けて承認された後に研究を行います。

これらの研究についてはご遺族の方のご意向が尊重されます。このようなご遺体の試料を研究利用されることに同意されない場合には、ご面倒ではございますが下記連絡先にご連絡を頂きますようお願い申し上げます。研究に同意されない事を示す文書等をこちらで準備させていただきます。なお、研究に同意にされないことにより亡くなられた方やご遺族に不利益が生じることは一切ございませんのでご安心頂ければと思います。
 
【連絡先】
〒142-8555  東京都品川区旗の台 1-5-8  
昭和大学医学部法医学講座 責任者 松山高明
Tel: 03-3784-8140, Fax: 03-3787-6418
e-mail: legalmed@med.showa-u.ac.jp
 

② 昭和大学における人を対象とする研究等に関する倫理委員会の承認を得て実施中の研究


検体の医学教育?医学研究への利用にご同意いただけない場合には下記まで御連絡ください。医学教育?医学研究への利用を行わず、もしすでに利用されている場合には速やかに利用を中止いたします。利用にご同意いただけない場合でも将来にわたって、ご遺族の方が不利益を被ることはありませんので、ご安心ください。

〒142-8555 東京都品川区旗の台 1-5-8 昭和大学 医学部 法医学講座    松山 高明   ( 電話 03-3784-8140)


実施中の研究課題


心房細動と歯周病菌感染の関連
承認番号:E2023-0225 (広島大学疫学研究倫理審査委員会, 一括審査による)
承認日:2023年12月28日
研究説明文書.pdf


心臓サルコイドーシスおよび心筋炎による病理形態変化と臨床像の特徴に関する研究
承認番号:22-200-B
承認日:2022年12月13日
研究説明文書.pdf


法医解剖事例におけるヒト体液および臓器中の覚醒剤成分の精密分析
承認番号:21-069-A
承認日:2021年10月28日
研究説明文書(新)21-069-A.pdf


ヒト胎児心臓の病理組織連続切片標本による先天性心疾患の構造解析
承認番号:3442
承認日:2021年5月27日
研究説明文書.pdf


解剖検体を用いた動脈硬化病変の血管内イメージング法による画像と病理組織像の比較研究
承認番号:3142
承認日:2021年4月5日
研究説明文書.pdf


専門家教育を目的とした心血管疾患の肉眼?組織病理標本の学術集会?セミナー等における展示
承認番号:3275
承認日:2020年10月5日
研究内容説明書(2024).pdf


ヒト心臓の房室結合部の形態学的特徴と異常副伝導路の分布形態に関する研究
承認番号:3142
承認日:2020年5月12日
研究説明文書.pdf


致死性不整脈発生の解明のための正常心臓と肥大型心筋症のプルキンエ線維ー心室筋接合部および一般心筋の立体構造の解明
承認番号:2687
承認日:平成30年10月22日
研究説明文書.pdf


ヒト心臓房室接合部および左室乳頭筋のリンパ管の分布と心臓サルコイドーシスの発生に関する病理組織学的検討
承認番号:2647
承認日:平成30年9月3日
研究内容説明書(2024).pdf


沿革

昭和医学専門学校

昭和3年(1928)3月設立、同年4月開校。
同時に法医学教室開設、宮永学而が主任教授として講座担当。
昭和26年(1951)3月廃校。

昭和医科大学

昭和21年(1946)4月設立。昭和27年(1952)4月開講。講師として野田金次郎が法医学講座を担当(後に野田金次郎は信州大学医学部教授となり、現主任教授佐藤啓造に法医学を講義する)。

昭和30年(1955)に中野繁が助教授として、昭和31年(1956)には佐藤文一が講師として講座を担当。さらに昭和32年(1957)2月岐阜医科大学教授鎌倉正雄が初代主任教授として赴任し、研究施設を拡充したが、昭和34年(1959)10月逝去。以後、昭和34年(1959)助教授になった渡辺富雄が講座を継承。

昭和大学医学部

昭和39年(1964)3月に薬学部併設により昭和医科大学を改称。昭和41年(1966)10月渡辺富雄助教授が法医学教室の第2代主任教授に就任。

乳幼児急死症候群及び青壮年急死症候群の発症機序に関する研究、自動車事故と疾病の因果関係、死亡?傷害?後遺障害の割合的認定に関し事故の寄与度の算定基準の作成、鞭打ち症に関する賠償医学的研究、自殺行動に関する研究など多岐にわたる研究を行う一方、昭和57年(1982)日本賠償医学研究会(現在の日本賠償科学会)を設立し、教室に事務局を設置(現在も日本賠償科学会事務局が存在)。

平成5年(1993)3月渡辺富雄教授定年退任、4月名誉教授となる。
同年4月佐藤啓造が名古屋大学助教授から第3代主任教授に就任。

平成27年(2015)4月 司法解剖受け入れ開始。
平成30年(2018)3月 佐藤啓造教授定年退任。4月名誉教授となる。

平成30年(2018)4月 松山高明が昭和大学准教授から第4代主任教授に就任。現在に至る。

講座員

教員(専任)

役職氏名name
主任教授松山 高明Matsuyama Taka-aki
名誉教授佐藤 啓造Sato Keizo
教授(員外)城 祐一郎Tachi Yuichiro 
准教授草野 麻衣子Kusano Maiko
講師藤城 雅也
Fujishiro Masaya
助教田口 智子Taguchi Tomoko
助教
根本 紀子
Nemoto Noriko

教員(兼任)

役職氏名name
客員教授石井 晃Ishii Akira
客員教授勝又 義直Katsumata Yoshinao
客員教授熊澤 武志Kumazawa Takeshi
客員教授鈴木 修Suzuki Osamu
客員教授妹尾 洋Seno Hiroshi
客員教授玉木 敬二Tamaki Keiji
客員教授角田 健司Tsunoda Kenji
客員教授平沼 直人Hiranuma Naoto
客員教授田中 秀央Tanaka Hideo
客員教授長谷川 巌Hasegawa Iwao
客員教授中内 暁博Nakauchi Akihiro
兼任講師入戸野 晋Nittono Susumu
兼任講師長谷川 智華Hasegawa Chika
兼任講師米山 裕子Yoneyama Yuko
兼任講師雨宮 妃Amemiya Kisaki
兼任講師筒井 健太Tsutsui Kenta

職員?医局員?研究生

役職氏名name
研究補助員五十井 菊Ikai Kiku


研究業績

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2024年度 業績
1. 松山 高明, 中村 恵里, 森 ちひろ
  病理組織学的視点からみた心臓突然死
  ~致死性不整脈の機序に関連する心筋組織変化の考察~
  Heart View 2024;28(10):932-938. 

2. 松山 高明, Edward Barroga, 高橋 留美, 泉 美貴, 橋本 みゆき
  英語教育と国際化カリキュラムの構築
  昭和学士会誌 2024; 84: 228-234

3. Study the Penal Code of Japan in English -Individual Crimes- 英語で学ぶ刑法各論
  城 祐一郎 著 東京法令出版株式会社 2024年6月20日 刊

4. Ng Ming Jui, Matsuyama T.
  Morphologic characteristics around the atrioventricular valve annulus relevant to the substrate for the annular disjunction in normal human hearts.
  Showa Univ J Med Sci 2024;36(2):61-68.

5. Amemiya K,Matsuyama TA, Ishibashi-Ueda H, Morita Y, Matsumoto M, Ohta-Ogo K, Ikeda Y, Tsukamoto Y,
  Fukushima N, Fukushima S, Fujita T, Hatakeyama K.
  Can right ventricular endomyocardial biopsy predict left ventricular fibrosis beforehand in dilated cardiomyopathy?
  ESC Heart Failure 2024;11(2):1001-1008.
2023年度 業績
1. Practical Studies 刑事訴訟 -この事件を裁くのはあなたです-
  (編著)四宮 啓, 城 祐一郎, 宮木 康博  成文堂 2024年2月1日 刊

2. 細谷 直, 原田 一樹, 松山 高明, 金武 潤
  新生児にみられた動脈管開存症による肺出血の剖検例
  法医学の実際と研究 2023; 66: 95-98

3. 松山 高明, 新家 俊郎
  カテーテル治療に必要な心臓解剖の知識
  臨牀と研究 2023;100(9): 1061-1067

4. Unuma K, Tomomasa D, Noma K, Yamamoto K, Matsuyama TA, Makino Y, Hijikata A, Wen S, Ogata T, Okamoto N, Okada S, Ohashi K, Uemura K,
  Kanegane H.Case report: Molecular autopsy underlie COVID-19-associated sudden unexpected child mortality. Front Immunol 2023.14:1121059.

5. Miyoshi T, Matsuyama TA, Nakai M, Miyazato M, Yoshimatsu J, Hatakeyama K, Hosoda H.
 Abnormal microscopic findings in the placenta correlate with the severity of fetal heart failure. Circ J. 2023;87(4):560-568.
 (先天性心疾患や胎児不整脈を伴う胎児心不全症例の胎盤の組織学的特徴を解析した報告)

6. 城 祐一郎. [誌上講義] 切創、刺創等の鋭器損傷に関する諸問題 ーいわゆる松橋事件を題材にしてー 捜査研究 72巻4号(通巻870号) p51-74
2022年度 業績
1. Kusano M, Fujishiro M, Hashimoto M, Ng Ming Jui, Yoshida R, Narita S, Nakauchi A, Sato K, Tachi Y, Matsuyama TA.
An usual case of fatal hypothermia involving topical diphenhydramine.
Forensic Toxicology 2023;41(1):158-163.
(ジフェンヒドラミンの多量塗布が死因に関連したと推察される凍死症例の報告)

2. 警察官のための死体取扱い実務ハンドブック ~事例等解説や用語解説で学べる実務の要点~
 城 祐一郎 著 立花書房 2022年11月20日 刊

3. Study the Penal Code of Japan in English -General Principles- 英語で学ぶ刑法総論
  城 祐一郎 著 東京法令出版株式会社 2022年10月15日 刊
 
4. 松山高明 分担執筆
「22. 大血管」 病理診断に直結する切り出しのキモ 
編集:亀山香織 文光堂 2022年9月 発行 pp127-132

5. Hashimoto M, Fujishiro M, Nakauchi A, Sone H, Mihohara S, Ng Ming Jui, Tachi Y, Sato K, Onizuka-Yamochi T, Matsuyama TA.
Methemoglobin concentration for the distinction between antemortem thrombus and postmortem coagulation
Showa Univ J Med Sci 2022;34(2):102-110. <昭和大学学士会学術奨励賞受賞論文>
(解剖体の血管にみられる凝血が生前の血栓であるか、死後凝血であるかメトヘモグロビンを用いて判別を試みた論文)

6. Kato Y, Matsuyama TA, Fujishiro M, Hashimoto M, Sone H, Onizuka-Yamochi T
Local Variation and Age-Related Change in Atrial and Ventricular Myocardial Contiguity at the Atrioventricular Junction in Human Hearts
Circ Rep 2022;4(4):158-165.
(正常ヒト心臓における房室接合部の局所による心房ー心室筋間の距離の違いを示した論文)

7. 心エコー図検査に役立つ ヒト心臓形態のすべて
  編集:植田初江,松山高明,泉 知里,橋本修治
  メジカルビュー社,2022 年 2 月発行
2021年度 業績
  1. Minohara S, Fujishiro M, Lee XP, Imai A, Hashimoto M, Hasegawa C, Kuroki T, Kadomatsu K, Kumazawa T, Kato A,Matsuyama T.
  2. High-throughput identification and determination of aminoglycoside antibiotics in human plasma using UPLC-Q-ToF-MS
    Eur J Mass Spectrom. 2021;27(1):63-70

  3. 松山高明, 橋本茉莉, 植田初江, 畠山金太
    病理解剖における胎児から新生児期の心臓の解析方法
    診断病理 2021;38(3):213-225

  4. 松山高明, 吉田龍司
    不整脈の病理ー不整脈を生じやすくする心筋組織病変ー
    病理と臨床 2021;39(10):998-1002
2020年度 業績
  1. Kaki Y, Fujishiro M, Lee XP, Kato A, Sakamoto Y, Hashimoto M, Minohara S, Hasegawa C,
    Dohi K, Kumazawa T, Ishii A, Sato K, Matsuyama T.
    Sensitive determination of midazolam and propofol in human plasma by GC-MS/MS.
    Forensci Toxicol. 2020;38(2):409-419